
『高田屋嘉兵衛 怒濤夢一代記』
著者・三条杜夫
表紙絵・挿絵 松下裕恵
監修・髙田耕作(嘉兵衞 本家 7世)
◆この本について
江戸時代後期に北前船を駆使し、神戸・大阪から瀬戸内海・九州・山陰・北陸・東北を経て北海道まで、各地の物産の交流を促し、地域活性化に貢献した廻船問屋・高田屋嘉兵衞。その生涯を分かりやすく描いた一冊。
人を喜ばせて自分も財を成した嘉兵衛のやり口は今に通じる経営のバイブルともいえる。
特に鮭、鱒、昆布の商いで名声を高め、押しも押されもせぬ豪商の座まで上り詰めた。富と名声を得た幸福の絶頂から急転直下、予想だにしなかったロシアの軍艦による拉致。カムチャツカ半島に連行され抑留生活を強いられるという不幸のドン底へ。極寒の環境で腹心の部下を二人も失い、なおも敢然と命をかけてロシア長官に立ち向かう。
後に「ゴローニン事件」と呼ばれるロシアと日本との難題を解決に導いた鍵はなんだったのか?
感涙を誘う実話が、現代を生きる私たちに勇気と力を与えてくれる。
嘉兵衞の本家7世・髙田耕作 監修。表紙絵・挿絵 松下裕恵。
巻末特集として「嘉兵衞の心を今に受け継ぐ人びと」を設けているのも特色で、各ジャンルで活躍する人たちの実例が人生活性化のヒントとなる。
◆著者について
神戸市生まれ。同志社大学卒業。業界新聞記者を振り出しに「平凡パンチ」「るるぶ」「ダンセン」「装苑」「京阪神エルマガジン」などのルポライターを経て放送作家&フリーアナウンサーに。
取材力と表現力の確かさに定評があり、人物取材の得意技が活かされたこの書はまさに三条ならではの渾身の一作と言える。
主な著書に 歴史小説『夜明けのハンター・文明開化物語』(叢文社)、震災ドキュメント『いのち結んで』(神戸新聞総合出版センター・井植記念文化賞受賞)、『宝の道七福神めぐり』(朱鷺書房)、『人生活性化のヒント・そうゆう人たち』(SSP出版),『よほどのこと』(ガリ版の灯を守る会)等がある。
◆書籍情報
ページ数:200p
言語:日本語
出版社:株式会社みのる印刷
発売日:2022年4月27日
ISBN-10:4867539090
ISBN-13:978-4867539095
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