
『明石と最後の剣士 野村彌生』
著者・三条杜夫・祥平
監修・野村昌弘(野村彌生 曾孫)
◆この本について
弘化2年、江戸は常盤橋の掛川藩邸で生まれた土肥菊之進は数奇な巡りあわせにより播州明石藩・野村家の養嗣子となる。
江戸の明石藩邸に移った菊之進は明石藩士として戊辰戦争のひとつ「上野戦争」に徳川・彰義隊を支えて奮戦する。土砂降りの雨のなか寛永寺での壮絶な死闘。
戦に敗れたのちは播州明石に移送され、名を改めた彌生は新時代・明治になって、明石の地で剣士としての本分を貫きながら生きていく。
幕末・日本の動乱の様子、明石をはじめとする兵庫県の歴史を交えなら分かりやすく描く歴史物語。
◆著者について
三条杜夫
神戸市生まれ。同志社大学法学部に入学。学業のかたわら宝塚映画製作所の大部屋俳優として修行、東宝映画監督・内川清一郎に師事。大阪シナリオ学校で脚本演出の勉強も。
大学卒業後、保険毎日新聞社の記者として勤務。フリーのルポライターとして「平凡パンチ」「装苑」「るるぶ」「男子専科」「神戸からの手紙」「京阪神エルマガジン」等の取材執筆を経て、放送作家&フリーアナウンサーに。
ラジオ関西、サンテレビジョン、こうべケーブルビジョン、エフエムみっきぃ等で、構成から出演までこなす異色の存在が評価されて地域活性化講師としても活躍。
主な著書に 『怒濤夢一代記 高田屋嘉兵衛』(みのる印刷)、歴史小説『夜明けのハンター・文明開化物語』(叢文社)、震災ドキュメント『いのち結んで』(神戸新聞総合出版センター・井植記念文化賞受賞)、『宝の道七福神めぐり』(朱鷺書房)、『人生活性化のヒント・そうゆう人たち』(SSP出版),『よほどのこと』(ガリ版の灯を守る会)等がある。
三条祥平
三条杜夫の長男として神戸市に生まれる。大阪芸術大学音楽学科に入学。多角的に音楽を表現するため、グラフィックデザインや写真・映像の撮影編集などを並行して自主的に学ぶ。大学卒業後、自身の音楽活動を行いながら、培ったスキルを活かして多数のテレビ・ラジオ番組や映像・音楽作品の制作に携わる。企画構成や台本作成、そして作詞を行うために習得した文章表現力を発揮して、令和4年に三条杜夫著「高田屋嘉兵衛 怒濤夢一代記」の編集を担当。その経験から本書の執筆に加わる。本書が自身の名前を冠した初の著作となる。
◆書籍情報
ページ数:48p(初版 第1刷)
言語:日本語
出版社:株式会社みのる印刷
発売日:2023年8月26日
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